流行るか?! 住宅ローンの見直し

こんにちは、渡辺紀夫です。

ここ最近、家を購入したり、買い替えをしたり、実家を建て替えて同居を始めた友人がいます。

住宅は人生で一番高い買い物と言われています。何千万円というお金を現金で用意できる人は少なく、住宅を購入するほとんどのご家庭が、住宅ローンを利用されています。

その住宅ローンですが、自分にあったものを選ぶのは案外難しいものです。金利だけではなく、何年で返済するか(返済期間)によっても、返済総額はずいぶん変わります。また、手数料や保証料、団体信用生命保険料の設定もマチマチですから、これらを含めたトータルで比較することになるので複雑です。

住宅ローンは、借り方や返済のし方ひとつで、数百万円の差がでることも珍しくありません。どうせなら、物件選びと同じように、住宅ローンも賢く選びたいものです。

銀行など金融機関も住宅ローンの獲得に力を入れており、我々は日頃たくさんの広告を目にしています。

「どうやら、住宅ローンは銀行によってずいぶん違いがありあそうね。」                ご家庭の住宅ローンへの関心も高まってきたように感じます。

こうなると、複数の住宅ローンが比較できたり、一度に複数の銀行の見積もりが取れる「住宅ローンの比較サイト」が増えてきたのも自然なことですね。実際に比較サイトを訪れ、相談を希望される方も増えているそうです。

先日、「住宅ローン比較サイト」の会社の方と打ち合わせをしてきました。そのサイトは、とある上場企業が運営しているものですが、企業の住宅ローン市場への関心の高さもうかがえます。「住宅ローン比較サイト」の多くは、銀行や金融機関からの広告料で成り立っていることも教えていただきました。

住宅ローンは、金利など借り入れ条件の単純比較で選ぶと失敗するため、『頭金や適正な返済期間を決めるために、資金計画をしてあげて欲しい』というのが、先方からのリクエストです。

近年、保険ショップを中心に「保険の見直し」が集客の実績を挙げていますが、保険料(掛け金)を安くすると、保障が少なくなるのが一般的です。住宅ローンは賢く選べれば、同じ家が安く購入できるわけですから、賢い住宅ローン選びは、保険の見直しよりも家計の改善に大きな役割を持つことになります。

通常、「返済総額が最も安くなる住宅ローンを探して欲しい」という相談には、3~5数時間程度の時間がかかります。資金計画まで含めたご相談になると、資料作りを含めて10数時間の時間をかけています。

保険の見直しであれば、成約することによって保険会社から手数料が支払われますが、住宅ローンは融資が実行されても、我々FPが手数料を頂くことはありません。(銀行代理業などの登録をされている場合は、1万円~2万円程度の手数料を受け取ることもできますが、保険代理店と違って、銀行代理業はとても条件が厳しく数も少ないのが現状です。)

ご相談者から頂く相談料(弊社の場合、1万2600円か1万5750円)が売り上げですので、一般的なご家庭の保険の見直しと比べると、数分の1から10数分の1程度となります。

このように、保険の見直しよりも、家計にとって効果的なのは賢い住宅ローン選びなのですが、相談を受ける側は儲からないというのが実情です。今のところ、住宅ローン比較のショップが、保険ショップのように、あちこちで見かけるようになるのは難しいかもしれません。

住宅ローンのご相談で、相談内容や時間に応じた適正な料金を頂けることになった時、FP(ファイナンシャル・プランナー)が一般に認知され始めるのだと思っています。