自分に合ったFPの探し方

週末は博多に行ってきました。
FP資格の最高位、CFP試験に合格された方への講義です。

受講者は、企業年金の運用担当者、企業の福利厚生担当者、保険セールス、会計士、税理士というように様々です。色んな方がFP資格にチャレンジされるのは喜ばしいことですが、相談相手を選ぶ側にとっては、誰に相談して良いか判りづらい気もします。そこで今回は、どうやってFPを探せば良いかについて整理してみたいと思います。

国内のFP資格は、1~3級FP技能士、AFP、CFPがあります。資格試験の難易度順に並べると、次のようになります。

CFP
1級FP技能士
2級FP技能士、AFP(ほぼ同等)
3級FP技能士

http://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/choose/performance.shtml

例えば、急に仕事で海外に行くことになり、英語の通訳を頼むとしましょう。英検3級の人に頼むよりも、1級の人に頼む方が安心だと思います。もちろん、知識が多いことだけが良いFPの条件ということではありませんが、高い専門性を持っているにしたことはありません。

大切なお金について相談するのですから、1級FP技能士以上が良いのではないでしょうか。

CFP資格者はこちらから検索できます。文面から、人となりや価値観も伝わってきますので参考にしてください。
https://www.jafp.or.jp/confer/search/cfp/

続いて、FPの仕事と収入を大別すると次のようになります。

1、セミナーや講演の講師
FPの収入は講師料

2、記事やコラムの執筆
FPの収入は執筆料

3、保険や金融商品などの販売
FPの収入は販売手数料

4、顧客の希望の実現や問題解決
FPの収入は相談料、顧問料、成功報酬

まずは、セミナーや講演、記事やコラムの執筆実績について、HPなどでできるかぎり確認してみましょう。講演などで活躍しているFPは、
しっかりとした考えと見通しを持っているはずです。

ただし、注意が必要です。

近年、マネーセミナーなどが盛んに開催されていますが、その多くはセミナー主催者が販売したい商品に誘導するものです。これは、講演というよりセールスの場ですから、講師としての実績とは言えません。また、こういったセミナーは、成約率が高い講師が主催者に好まれますから、かえって要注意です。

もっとも多いのが、保険や金融商品などの販売をしているFPだと思います。FPが販売手数料を収入としている場合、自分が販売している商品に、できるだけ多くのお金を使って貰おうとなりがちです。また、FPの収入が多い商品は、顧客にとってコスト負担が大きいということです。

実際の相談では、「こんな物件を薦められているけれど、私たちにとっては高額すぎる気がしています。買っても大丈夫ですか?」「保険の見直しに行ったら、結局新しい保険に加入することになりました。毎月の支払いも結構な額で、必要のない保険に加入している気がします。」「我が家の状況も聞かれぬまま、勧められた投資信託を購入してしまいました。」といったものが多いです。

これらは、家を買って欲しい、保険に入って欲しい、投資信託を買って欲しいという、売り手の立場からくるものです。もしも、相談したFPが何かを販売することで収入を得ているとすれば、また同じことを繰り返すことになりかねません。

まだまだ日本では、相談料を払う慣習がありませんが、相談料を払う方がメリットを享受できることが多いはずです。すなわち、顧客の希望の実現や問題解決をするFP(相談料型、顧問料型、成功報酬型)は、積極的に相談相手の候補として検討すべきでしょう。

最後に、FPでも得意な分野は様々です。
解決したいことが住宅ローンであれば、住宅ローンに特化しているFPに相談するべきです。相談したいのが運用であれば、運用に特化しているFPんい相談すべきでしょう。
相談したい内容とFPが得意としている分野が合致しているかどうかを確認してください。

ここまで絞り込めれば、貴方の希望を実現に導き、問題や不安を解消してくれるFPと出会えるはずです。