1月の「日経平均株価振り返り」と「主なニュース」

『以下は、1月15日配信の有料メルマガから一部抜粋。
この週の日経平均株価は、前週の終値23,653円から23,808円へ』

先週の市場の思惑はややフライング気味で、実際の出口戦略はもう少し先と思われますが、そう遠くない未来には避けられない話です。今後も良い経済指標が出て、株価がさらに上昇していくごとに、異次元緩和からの出口戦略の話題と、これにともなう市場攪乱の不安は、次第に内外の投資家の間で増幅され、日経平均の重石となるかもしれません。
特段の新しい不安が台頭しないかぎり、先週10日からの調整もそろそろ一段落して、再び24,000円を試すと考えています。さらに勢い良く上昇をして、24,000円という節目を大きく突破しPER16倍ラインを超えていくためには、長期金利が取り敢えずは落ち着いた上で、為替が円安傾向に戻る必要があると思われ、それには少し時間がかかるかもしれません。ともあれ、今週以降の日経平均はこうしたことが軸になりそうです。

高値異常値上限で売りを仕掛けることがセオリーです。日経平均の先高感は根強く、長期金利や為替の状況さえ落ち着けば、まだまだ上昇する可能性がありますので、買いで利益を狙う戦略もアリと思います。しかし、相場というのは、なかなか狙いどおりにいかないのが常です。先週も金融政策の転換に関する思惑が浮上して、相場を攪乱することになりましたが、こうした予測不能の事態は常に発生します。
一定以上に高く(安く)なり過ぎれば、ほぼ自動的に調整をするものです。不確実な可能性に賭けるよりも確実に起きる調整局面を狙う方が、より安心、安全、堅実であると思います。

『以下は、1月22日配信の有料メルマガから一部抜粋。
この週の日経平均株価は、前週の終値23,808円から23,631円へ

1月22、23日には日銀の決定会合があります。金融政策自体は現状維持になるとされていますが(今のところ現状維持しかできません)、注目すべきは黒田総裁が出口戦略に関して何を語るかです。出口については時期尚早と従来からの見解を今回も続けるようであれば良いですが、残りの任期も少なくなっていますし出口戦略の条件が整う可能性も出てきたところです。(もっとも重要な条件とは2%の物価上昇です。)黒田総裁が出口ついて何らか示唆することを言えば、相場が過剰に反応して大荒れとなる恐れも十分にありますので注意が必要な局面といえます。

日経平均が力強く再上昇するためには、最低でもこれらの懸念点がクリアされることが必要となります。日経平均は順当にいけば24,000円ラインで値固めを図るであろうと思われます。当メルマガが推奨するエントリー戦略としては、前号と同じままです。すでに高値圏に差し掛かっているところですので、基本的には売りのほうが安全、安全、堅実かと思われます。ただし、要注意なのはアメリカの政治リスクです。連休明けには解決するとして、経済への影響は最小限度にとどまるという楽観的な見方もあるようですが、それを利用して、相場を攪乱する筋が出ることが想定されます。

『以下は、1月29日配信の有料メルマガから一部抜粋。
この週の日経平均株価は、前週の終値23,631円から23,274円へ

アメリカの政府閉鎖が急転直下の合意で解消され、そこから日経平均が急騰したことについては、前号で記したとおりの出来事でしたが、基本的には「売り」が適切かと思われます。前号でも書いたことですが、株価水準が高値圏にある時は、売り目線で臨むことが安心、堅実だと思います。完全にバブル化してしまえば別ですが、株価というのは高くなればなるほど高値波乱の危険性を増大させますし、機関投資家たちは高くなればなるほど売りの誘惑に駆られます。

日経平均はすでにPER15.5倍を超え、高値圏といえる水準にあるところですから、トランプ氏や金正恩氏らの攪乱があれば、やはり買いより売りのほうが多くなります。
24,000円での値固めに成功したとしても、次のPER16倍という節目では、また売り圧力に晒されることになるでしょう。
仮想通貨の急落劇をみてもわかるとおり、投資の初心者は高値更新の報道が続けば、そのまるで逆をやってしまって投資の巧者にお金を献上してしまいます。ここしばらく「売り目線」を続けている意味が、先週の相場でより理解頂けたことと思います。